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WATANABE

KAZUSHI​

渡辺一志​​

映画監督、脚本家、俳優

1976年生まれ 

23歳で脚本・監督・主演した映画「19」が海外映画祭で高い評価を得て、サラエヴォ国際映画祭では新人監督特別賞を受賞。

俳優としても三池崇史監督「ビジターQ」や、林海象監督「探偵事務所5」などの作品に出演する。

​近年では、バナナマン日村・主演映画「新選組・オブ・ザ・デッド」が劇場公開。

​公式ウェブサイト

http://watanabekazushi.com/

​渡辺一志監督がCREACTゲストクラスに参加

CREACTでは定期的に監督やプロデューサー、キャスティングの方、制作会社・芸能関係の方などにお越し頂くゲスト日を設けております。6月の特別ゲストクラスは来年公開予定映画「サムライせんせい」(市原隼人・主演)撮影直前というお忙しい中、渡辺一志監督にお越し頂きました。

​CREACT「特別ゲストクラス」レポート

監督・脚本・俳優までご自身でする日本でも数少ないクリエイターの渡辺一志監督。

独自性の強い映画で世界各国からも評価されている監督と出会える機会はそうありません。

公開オーディションのような数分の短い時間で自分をアピールするのではなく、CREACTに通っている役者たちのプロフィールをじっくり見て頂き、それぞれの人間の魅力を会話を通して探ってくれました。

監督からすれば、初対面の貴方という役者を査定する唯一のきっかけが「プロフィール」です。

その情報量、写真の質・数、などからも役者の熱量、モチベーション、プレゼン能力などが試されています。最近、新しく写真を撮り下ろし、色んな表情をプロフィールに自分で追加してきた方は好印象が残せたみたいで、監督からも「色んな表情が見られていい」と言われてました。

​​

​そして、監督からは参加者へ事前にある「宿題」が出されていました。

「自分が演じたい役について考えてきて下さい」というものです。

ご自身で俳優もする監督らしい課題で、参加者もシートにびっしりと細かい設定などを書いてきてました。ただ、漠然とこういう役をやりたい、こうなりたいではなく、キャラクターを深く掘り下げ、どんな話でどんな役をやりたいのか明確にすることで、これからの自分のプレゼンテーションも変わってきます。

その本人から、作品がイメージ出来、演じている姿がイメージできるかどうか。

何人かは、すごく的を得た役の設定で、監督の中でも「だったらこうしたら?」とか「これはすぐに舞台化できますね」など色んな意見が頂けました。

こういうクリエイティブな事を考える作業も、役者にとってはとても重要な作業です。

実際の現場でも、その役者はどこまで役の事を考えて準備してきてるかによって芝居も変わるし、現場適用能力も変わってきます。要は役者から発せられている熱量が監督にも伝わります。

参加者にとって、今後の役者としてのスタンスを考えられる、大きなきっかけになったのではないでしょうか。

自分でやりたい役を1つでも持つ。それが役者としての強みにもなる事。

自分たちで書き出したそれぞれのキャラクターが未来を変える可能性もあるかもしれません。

もっともっと膨らましていって自分のものにしていけたら。そして、自分から生み出すということの大切さも学びました。

監督からは“キャラクター作るのは1番原動力になる”という言葉が頂けました。

誰でも、自分という一つのキャラクター、物語が最低でも一つは創れるんだと。

そして、“継続は力なり”と続けるのが一番難しい事も教えて下さいました。

役者という免許も保証もない職業の大変さをよく理解している監督からの言葉には説得力がります。

​この中から、いつか監督の作品に役者として参加できる方が現れて欲しいと願っています。

渡辺一志 / Watanabe Kazushi

弱冠23歳にして『19』(GAGA配給)で脚本・監督・主演。海外映画祭で高い評価を得て、サラエボ国際映画祭では映画通で知られるアニエスb.氏の激賞を受け、新人監督特別賞を受賞。その後、アニエスb.のサポートにより、ヨーロッパ、アジア諸国で『19』は公開される。

続く『キャプテントキオ』(主演/ウエンツ瑛士)『新選組オブ・ザ・デッド』(主演/日村勇紀 バナナマン)と、常に独自の世界観でオリジナル作品を作り上げる。『新選組オブ・ザ・デッド』は劇画界の巨匠、叶精作氏によりコミック化(時代劇専門誌コミック乱ツインズ連載 リイド社刊)される。

俳優としても三池崇史監督『ビジターQ』、林海象監督『探偵事務所5』などに出演。ベルリン国際映画祭に出品された奥秀太郎監督『カインの末裔』では主演の棟方を演じ、映画評論家のトニー・レインズ氏から絶賛を受ける。再び奥監督と組んだ主演作『USB』では、桃井かおり、大杉漣、大森南朋ら日本映画を代表する俳優たちと競演し、演技の幅を広げる。

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